腰痛【慢性的な腰痛と鍼灸】
2020.05.05
【腰痛】
このようなお悩みはありませんか?
・慢性的に腰が張っている、重たい、だるい
・ギックリ腰を繰り返している
・前に屈む反らすなどの動作で腰が痛い
・腰痛が常に気になり気分が落ち込む
・座りっぱなしまたは立ちっぱなしで腰もお尻が固まっている
・腰だけではなく脚もだるい、痺れる、冷える
・マッサージやストレッチをしてもすぐに痛みや硬さが戻ってしまう
鍼灸院に来るお悩みで特に多い腰痛。
仕事などで座りっぱなしの人も立ちっぱなしの人も、高齢の方やスポーツをしている若者までさまざまな方を悩ませています。
腰痛についての説明や注意すべきもの、対処法などまとめました。
慢性的の腰痛にお悩みの方はぜひご覧ください。
腰痛について
腰痛は慢性痛のお悩みの中でも一番多く、慢性痛全体の実に55.7%を占めます。(次いで肩こりや五十肩27.9%、頭痛や片頭痛20.7%)厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、腰痛は病気やけがによる自覚症状の調査では男性1位、女性の2位となっており、誰もが経験しうる身近な症状です。
・デスクワークなどで長時間座りっぱなし
・長時間の歩行や立ちっぱなし
・車を長時間運転する
・子供をよく抱っこする
・肉体労働で重たいものを持つ
・激しいスポーツをしている
など仕事や日常生活の中でも腰に負担がかかるシーンは多いです。
当店にも慢性的な痛みで、マッサージ、接骨院(整骨院)、整形外科、鍼灸院、整体、カイロプラクティックなどのさまざまな施術をしたけれど、なかなか改善しないという方が多くいらっしゃいます。
「腰痛=〇〇が悪い」という単純なものはなく「筋肉や筋膜」「神経や骨」「心理面」などさまざまな要因が絡んできます。
ひとりひとり生活環境や身体の状態などが違うため、痛みに対して間違ったケアを多くの方がしてしまっているのが現状です。
腰痛の原因
腰痛の85%は、基礎疾患がなくレントゲンやMRIの画像検査も異常がない原因が特定できない「非特異的腰痛」です。腰痛症とも呼ばれます。【筋肉や筋膜の問題】
多くは腰や骨盤まわりの筋肉のコリや筋膜の癒着などトリガーポイントが痛みの原因と考えられています。従来の腰痛に対する検査では神経や骨の状態を診ることがほとんどです。
それらの検査で異常がないとすれば、腰や股関節の動きの悪さや、筋肉の緊張などが痛みの原因となっている可能性があります。
トリガーポイントはレントゲンやMRIにはうつらないため、一般的には診断されてきませんでしたが、徐々に超音波エコーなどの機器の発達により肉眼でも確認できるようになってきています。
現在、筋肉や筋膜の問題は注目されはじめ、従来のレントゲンなどの画像検査では特定できなかった部分の研究が進んでいます。
トリガーポイント療法と鍼灸について
【ストレスや恐怖心などの精神的な問題】
腰痛はストレスや恐怖心などといったメンタルの部分も大きく関与します。精神的なストレスを受けると、脳内の痛みをコントロールする物質が減少し、痛みを感じやすい状態になってしまいます。
さらにその痛みがストレスになり、ストレスが痛みにつながるという悪循環に入ることで慢性的な腰痛になると考えられています。
また、一度腰を痛めたことで、その痛みを脳は記憶してしまう場合があります。
そして、身体的にはすでに治っている状態にもかかわらず「~すると痛くなる」という恐怖心が身体を硬くさせ腰痛を引き起こします。
《腰痛とストレスの関係》
腰痛
↓
痛みを我慢する
↓
慢性的なストレス
↓
痛みを抑える物質の減少
↓
痛みを強く感じる
↓
身体がこわばる
↓
慢性的な腰痛へ
自律神経の乱れ・自律神経失調症【お身体の不調に鍼灸ができること】
画像検査などで原因が特定できる「特異的腰痛」
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・脊椎分離症、すべり症
・変形性脊椎症
など
上記のものは画像検査により、骨や神経に変形や圧迫など問題がありますが、必ずしも腰痛の原因と言えない場合があります。
画像検査で問題があっても無症状の場合が多くあり、逆に画像検査で問題がない場合でもヘルニアなどの症状を感じている場合もあります。
最近では"画像の異常"と"痛みや痺れの症状"は関連しない可能性が高いことが分かってきています。
注意すべき腰痛の症状
このように腰痛の原因をみていくと多くの場合が筋肉や筋膜のトリガーポイントやストレスなどのメンタルの問題が大きいことが分かります。しかし、以下の症状がある場合は整形外科で検査をしましょう。
・動作や姿勢など関係なく安静にしていても激痛が続く
・胸部痛
・発熱
・悪性腫瘍などの病歴がある
・広範囲に神経症状が出現している
・体重減少や強い体調不良をともなう
・交通事故や激しいスポーツ後の衝撃の後の強い痛み
腰痛をなんとかしたいと思ったら
ご自身でできるケアとしては・ウォーキングやジョギングなど有酸素運動、ラジオ体操などの軽い運動
・腰や股関節周辺の筋肉のストレッチ
・筋力アップを狙ったエクササイズ
・負担のかからないいい姿勢をとれるような工夫、デスク周りなど作業環境の改善
・しっかりと湯舟につかる
・多少痛みがあっても可能な範囲で動いてみる
・ストレスがかかるものの見直しや発散できることを見つける
など
生活全般を見直し、腰痛の原因となる負担のかかる要因を取り除くことと、腰痛の出にくい身体作りをしていく必要があります。
しかし、なかなかすべてを見直し改善していくことは難しいことと思います。
腰痛のケアに鍼灸がおすすめの理由
腰痛を改善していくポイントとして、筋肉や筋膜のケアをしてストレスなどの環境を改善し、あまり怖がらず動かすということが挙げられます。腰痛のセルフケアは数多くありますが、なかなか自分にあった方法を見つけることは難しいと思います。
また痛みや辛いコリがある場合はエクササイズなども出来ない場合があります。
そこで、まずは今あるお辛い症状をとり、そこからストレッチやエクササイズを少しずつ取り入れていくという流れが最短の“腰痛にならない身体作り”への近道だと言えます。 痛みをとり動きやすい状態を作るためには、身体に形成されたトリガーポイントへのケアが重要となります。
特に腰や股関節の筋肉は人体の中でも大きく分厚いため、マッサージで緩めようとしてもなかなか深部には届きません。
鍼灸で使う鍼を使えば深部のトリガーポイントにも素早くアプローチすることが可能です。
また、トリガーポイントに鍼が当たると感じる独特のズーンとした響きは鎮痛作用があるとともに、ストレスへのケアにも働きます。
筋肉や筋膜とメンタルの両面にアプローチが可能といえます。
当店の腰痛へのアプローチ
三鷹鍼灸院はりきゅうmoreでは、腰痛をだしているトリガーポイントへの鍼灸施術をメインに行っています。痛みを出している筋肉や筋膜のトリガーポイントを丁寧に探し出し、しっかりとケアしていきます。
また、どうしてそこに負担がかかっているかをみさせていただき、腰だけではなく全体のバランスを整えていくことで最短での改善を目指します。
再発をしないための、生活の指導や対処法などもさせていただきます。
しっかりと対応すれば腰痛は怖くはありません。
慢性的な腰痛にお困りの方は、三鷹・吉祥寺の鍼灸院はりきゅうmoreにお気軽にご相談ください。
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※この情報は鍼灸師として16年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)