デジタル疲労に関係する後頭下筋群などのトリガーポイント
2021.10.28
こんにちは、三鷹駅北口徒歩4分にあります三鷹鍼灸院はりきゅうmoreの谷本です。
前回のブログ『頭痛や眼精疲労を引き起こすデジタル疲労と鍼灸』にてデジタル疲労について説明させていただきました。
※デジタル疲労とは スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの長時間の使用による心身の疲労や、視覚や聴覚から多くのデジタル情報処理をすることにより生じるストレス、疲労のこと
今回は、そんなデジタル疲労を引き起こす可能性がある筋肉のトリガーポイントを紹介いたします。
慢性的な首コリ肩こり、頭痛、眼精疲労、倦怠感などにお悩みの方は、お身体にトリガーポイントが形成されている可能際がとても高いです。
ぜひ参考になさってください。
※トリガーポイントとは:筋肉、腱、靭帯などにおもに形成される「痛覚過敏部位」のこと。トリガーポイントが形成されると痛みやコリの原因となるもので、単なるコリや筋肉痛とは違い、関連痛や痺れのほかに発汗やめまいなどの自律神経症状なども言われております。
デジタル疲労に関係する可能性のある首や肩の筋肉
①僧帽筋
②肩甲挙筋
③頭半棘筋
④胸鎖乳突筋
⑤後頭下筋群
など
「Thanks to @visiblebody」
僧帽筋や肩甲挙筋は肩こりの代表筋とも言われ、長時間デスクワークをしているとこれらの筋肉の緊張が強くなり肩がすくんでしまう姿勢になってしまいます。
僧帽筋は特に静脈弁が欠落しているという特徴もあり、血流が悪くなりやすいため、肩をすくめるような姿勢のストレスが持続すると、トリガーポイントが形成されやすくなると考えられています。
頭半棘筋にトリガーポイントが形成されると目の奥やこめかみに頭痛症状を引き起こすと考えられています。
眼精疲労や目の奥が辛いという方は、目の周りのコリの他に首が原因となっている可能性があることに注意しましょう。
胸鎖乳突筋はトリガーポイントの宝庫とも言われ、首の痛み(寝違えのような動作時痛)の他、こめかみや目の周りの頭痛や耳鳴り、めまいなどを引き起こします。
後頭下筋群は、「小後頭直筋」「大後頭直筋」「下頭斜筋」「上頭斜筋」で構成される首の最深部の筋肉になります。
特に小後頭直筋は脳硬膜とつながり身体の緊張と深いかかわりがある言われています。
また、目のピント調整にも関係するため、姿勢だけではなく目の使いすぎで悪くなりやすい筋肉です。
さらに、後頭下筋の際を後頭神経が通るため頭痛にも深いかかわりがあると考えられています。
その他、目の周りの眼輪筋やおでこにある前頭筋、こめかみの側頭筋など数多くの筋がかかわってきますが、デジタル疲労の解消のためには、首への的確なアプローチがかかせないということがお分かりいただけたかと思います。
首のトリガーポイントを的確に施術するために
首の筋肉はとても細かい筋肉が数多くついており、またそれが層になって付いてくるため深部の筋には皮膚表面から触ることは不可能です。
ストレッチも狙った筋肉を的確に伸ばすことは難しいためなかなかケアが出来ない部分になります。
そのため、首のトリガーポイントを施術するには鍼灸施術がおすすめです。
鍼灸による治療は、針を使いツボやトリガーポイントなどがある皮膚表面・皮下・筋膜・筋肉など目的に合わせた深さやポイントに刺激を与えることが可能です。
鍼を用い深部のコリ“トリガーポイント”にアプローチするため、皮膚表面からのマッサージやストレッチでは届かない部分まで施術することが可能になり、身体により多くの反応を起こすことができると考えられています。
現代人を悩ませるデジタル疲労。
お悩みの方は、ぜひ鍼灸施術を試してみてください。
三鷹・吉祥寺の鍼灸院
はりきゅうmore
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※この情報は鍼灸師として15年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)